尻高山・高壺山・砲台山総合概念図

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2011年1月11日 (火)

埋もれたる歴史を求めて巡視路を行く(1)  北山砲台探照灯遺構

P1101179

注:ハンドル状の金属製品は出土位置を保っているが、後世の物で他所から移動されたもの)

 

昨年春、北山砲台を訪問した時に、笠戸砲台の遺構同定で御教示いただいた「FatherのHP」さんの
 「地元の古老の話として、住吉中学校北の峠道の東側が探照灯、西側が砲台だそうである」
という記述が気になり、鉄塔のある195ピークを目指して峠の東側の巡視路に入ってみたがすぐに道を失い、広い谷底は猛烈なささで進むことができず断念した。
  その後、北山砲台探照灯に関する現地確認情報は、北山砲台を発見され訪問の際にも参考にさせていただいた「ルーラルLifeは閑雲野鶴。」
さんをはじめWeb上にも全く見つからず、既に破壊されたものと思っていた。一方、このあたりは3本の巡視路が並行して走っており、巡視路歩きのルート探索に関心が移った。望海台団地西側の谷沿いにある小野への里道を登り小野溜池の手前の溜池の後ろの鉄塔から西へ巡視路があり縦走できるのではないかと12月31日に山行した。しかし、初めの1本目で巡視路は行き止まり、尾根上に古い山道の踏み跡も見られたがあえなく撤退。やむを得ず、小野山の北側を回る車道を西に周り帰ることにしたが、凍結により舗装道は滑って危ないので落ち葉積もる道路側溝をとぼとぼと歩いて帰った。その際、北側から鉄塔へ行く道を探し、古い赤テープのある山道に入ったが上部で土砂崩れで消失、また、195ピークの鉄塔への山道も途中で無くなっていた。
 帰宅して、1970年代の空中写真をみると、
望海台団地西側の谷沿いの里道から西へ進む広い尾根道が見えた。だが、これは195ピークまで続いているとは確信できなかった。三千分の1地図をみると、空中写真にみられる道はあるものの、西側からの巡視路はない。そこで、もう少し古い地図を見ると、西側から巡視路らしき道があり、東へ続いていることが判明。195ピークの鉄塔は巡視路の支線上にあることがわかった。なお、東側の巡視路入口は12月31日の山行の際、発見できなかったので、西側から歩くことにした。

P1101156

出発点は昨年春の巡視路ラベルのある道である。崩れかかった細い道を上がると、排水管がありここで道が崩落しているがすぐに続いている。

P1101157

前回はここで谷底平地に入ってしまったが、南側尾根の裾にきれいな1m幅の道を見つけて歩く。

P1101158

ちょっと寄り道をして南側尾根に登ってみたが樹間越しにわずかに展

望あり。

P1101161

P1101162

道に戻り、間伐用の切り開きに迷いかけたが、しばらく行くと3差路になり、右折(画像の手前)して植林帯の中の道を登る

P1101163

「徳山南陽線15」鉄塔に着いた。

P1101164


北山砲台方向が見える。

P1101165


嶽山が見える

P1101182




ここまでの間左右の森を見るも遺構がありそうな雰囲気はなかったが、鉄塔の直ぐ東にささが密生する怪しいクレーターを発見。

P1101173


周りを回ってみると径5m60cm高の土手があり、一部土手が切れていた。ささが密生するなか無理矢理クレーター内に入るが身動きできないのですこしずつ笹をこぎ、可動範囲を広める。中心部から周囲の土手をみる。中心部にコンクリ基礎らしき段差がみえた。すわこれはと、降り積もった落ち葉を払ってみると径140cmのコンクリ基礎が見えた。この上にはコンクリ破片の他に何かボルトナットのようなものが見えていて、鉄塔の部品か?ひょっとしてこのコンクリ基礎は建て替えられた古い鉄塔の基礎かと思って、さらに落ち葉をはらったら何とハンドル状の金属製品が見えた。しかし、この金属製品及び岩とコンクリ基礎の間には落ち葉があり、どうやら後世に他所から動かされ置かれたようである。コンクリ基礎上には径20㎜×長さ60mmのアンカーボルトが6本、円周上に3箇所の切り込みが見られた。あられが降り始める中、さらに落ち葉をはらうと、その外側に13cm幅の円周が見られた。内側の円周との段差は17cm、そしてその外側に幅170cm×奥行き190cm以上の長方形状の基礎が残存しているようだった。なお、この周辺部で辺2cm長さ10cmの木製三角柱を発見した。これも後世の物かも知れない。

P1101168

注:ハンドル状の金属製品は出土位置を保っているが、後世の物で他所から移動されたもの)

 

 今回も遺構の同定はFさんに御教示いただきました。ありがとうございます。コンクリ基礎は探照灯基礎、金属製品は亜鉛メッキ製のようで後世、鉄塔関連の物らしいそうです。
いずれにしろ、本日(2011年1月10日)現在、他に情報がないので、
北山砲台探照灯遺構の初見のようである。

P1101183


鉄塔周囲は笹薮が密生しており、建物遺構は発見できなかったが、石組み破片でもあるのか、一部盛り上がっていた。

P1101184

次の鉄塔へ歩きかけたその時、西側にある破竹帯が気になり、進むと山頂平たん部西端にも径5m65cm高のクレーターを発見 

P1101185

中央に80cm径12枚歯の歯車のようなものを発見。Fさんによると管制機の可能性が高いとのことです。ここから北山砲台方面が遠望できるも、尾根は急降下している。この隣に径2m、ほとんど水平に埋まったようなクレーターもあった。

困難な時代を思い、手をあわせ、遺構をあとにした。

これで、遺構調査を終わり次の鉄塔を目指す。