尻高山・高壺山・砲台山総合概念図

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    尻高山・高壺山・砲台山総合概念図

笠戸島スカイハイキングコース地図(「地理院地図」版)

十種ヶ峰

  • 福谷池から見る十種ヶ峰
    十種ヶ峰福谷池コース

鷹の止まり山

  • 5 山道
    鷹の止まり山(04.04.17)

山上山

  • 11
    山上山

廿木山

  • 32 270ピークに戻る
    廿木山

枡形山

  • 05 山道が続く
    枡形山

四熊ヶ岳庄原コース

  • 17 日本の正しい秋
    四熊ヶ岳庄原コース

太華山大楠ルート

  • 02大楠バス停付近からめざす鞍部を遠望する
    大楠から牧ヶ岳南の鞍部に出て、北進すれば牧ヶ岳、太華山へ、南進すれば水谷山を経て本浦に出ます。太華山のバリエーションルートの一つですが、南進して水谷山方面へ進むと森の中のパノラマ展望ルートになります。大楠から鞍部までの画像を掲載しています

太華山縦走

  • 06 大島山の分岐に建つ石柱
    太華山縦走

千坊山西の庄ルート

  • 27
    千坊山西の庄ルート

小島山

  • P1010001
    小島山

本と雑誌 Feed

2015年1月26日 (月)

『オン・ザ・マップ 地図と人類の物語』  サイモン・ガーフィールド

地図を読むのが好きだ。昔の地図をたくさん載せた本は他にもあるが、この本は違う。幻の山脈が載った地図、コレラの感染を止めた地図、アメリカという言葉が初めて載った地図、カーナビの誕生、GoogleEarthまで、時代も分野も異なるコラムが面白い。一話一話読むのが惜しくなる面白さだ。

2014年11月25日 (火)

待望久しい金光康資氏の『防長山野へのいざない第4集』が平成26年12月15日に刊行されました

詳細は里山ハイカーの掲示板

をご覧ください。山口県の山を歩きたいハイカーには必須の一冊です。過去の本はすぐに品切れになっています。品切れにならないうちに書店へ急げ。

まだ、同じルートかどうかわかりませんが、目次に掲載された山に関する当ブログの記事はこちら

 鷹ノ泊山

 真尾山上山

 飛松山・串原山

 居守迫山・内谷山

 笠戸島縦走

 八海山

 柳井大平山

 広野山(険途山)

 高旗山

 戸中山(光市砲台山)

 高倉山

 防府大平山

刊行後、山行した山はこちら。

 夕日観音山

 安栄(あんねん)山

 黒杭山

2014年7月17日 (木)

a killing FROST by R.D.WINGFIELD

好きな作家の未訳あるいは翻訳本が絶版になった作品を原書で読むことが好きだ。小生、英検や何とかという資格はもっておらず、読めるのは英単語だけである。わかる英単語はごくわずかだが、わからない単語は辞書をひかず、わかる所だけ、前後の単語から多分こうだろう否こうだったらおもしろいと妄想を働かせながら読む。訳があっているかどうかはかまない。これは類推訳あるいは妄想訳というものだろうか。

閑話休題、JackFrostシリーズの最終作である。「冬のフロスト」が昨年翻訳されたばかりなので、翻訳は当分先と思われ、どうしても読みたくなったので原書を購入し読んでみた。過去のシリーズは全部読んでいるので、多分このあたりはこういうジョークを言っているのだろうということが想像がつきおもしろく読めた。

さて、卑猥なジョークを飛ばしながらも朝から夜まで現場で捜査にふりまわされる典型的な仕事中毒のフロスト警部。本作でも上ばかり見る管理主義者のMullett署長には睨まれ、ぼんくら部下のMorganに足をひっぱられつづけている。そこに部下の手柄はすべて横取りする遣り手のSkinners主任警部が赴任。これまでの悪業(これまでの前作をお読みの方には何のことかおわかりになるとおもいます(笑))がばれ、MullettとSkinnersにむりやり転任願を提出させられたFrost警部。しかし、次々起きる事件はすべてFrostにまわってくる。亡き妻との新婚時代を回想し、仕事を優先した自分の人生は失敗だったのではないかと思うFrost。

果たしてDentonを去る前に事件を解決できるのか。一致団結した部下たちの必死な捜査が続き、これまでの作品史上、最も盛り上がりを見せる。そして、Frostは本当にDentonを去っていくのだろうか。

FrostがDrysdaleの代わりに登場する若い女性検死医からデートに誘われたりと新たな展開もあり、期待を裏切らない一作である。

Frostには霧のDentonがよく似合う。だが、読者はもうそれからのFrostと会うことはできない。哀しいことだ。

2014年1月10日 (金)

「ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―4万5千キロを競ったふたりの女性記者」マシュー・グッドマン

ヴェルヌの『八十日間世界一周』の主人公フィリアス・フォッグの世界一周最速記録を破るため、生まれも育ちも性格も異なる2人の女性記者が、ほぼ同時に東回り、西回りに、世界一周の旅に出た。おもしろい。こんなことが実際にあったとは知らなかった。

2013年6月23日 (日)

『土の中に日本があった -登呂遺跡から始まった発掘人生』  大塚初重

「私は人を蹴り落として生き残った。」
戦争末期、著者の乗っていた輸送船の沈没事故の際の経験を物語る衝撃的な告白から本書は始まる。著者は海上を漂流しながら、生き残ることができたら、科学的な真実の日本史を学びたいと誓う。
 「人を蹴り落としてまで生き残ってよかったのか」と生涯自問しながら、登呂遺跡から発掘人生をはじまっていく。本書はその人生を振り返った自伝。
 商工省に勉めながら、毎年夏期の60日間を神経衰弱による転地療養という理由で登呂遺跡の発掘に参加、休暇明けに真っ黒に日焼けして同僚に元気になったといわれ申し訳なく思ったエピソードや、上京した他大学の大先生に2時間も説教されたりというエピソードもおもしろいが、終戦後間もない頃の真実の歴史を知りたいという国民の関心と世情が貧しさと空腹の中の登呂遺跡発掘をささえ画期的な発見につながったことが非常に印象的である。
 考古学に興味がない人でも読める良書。

2013年6月15日 (土)

『羽 進化が生み出した自然の奇跡』 リーア・ハンソン

とことん、羽にこだわった本。恐竜と鳥類の進化の話。飛行の地上起源説と樹上起源説の話。うは羽を濡らして深く沈み込む一方、皮膚等はしっかり防水している話。飛行機の翼に羽の機能をつけて気流を制御できるか?。禿げたかはなぜ頭がはげているのか?  等々  非常におもしろい本。

2012年9月 3日 (月)

『考古学とともに - 涙と笑いの奮戦記』藤森栄一

縄文農耕論で有名な藤森栄一氏の半生記。藤森栄一氏は戦前、東京考古学会で活躍するも、戦後は諏訪に戻り、出版、古本屋等経営のかたわら、諏訪考古学研究所を立ち上げ、民間で後進の育成と地元の発掘調査、研究にあたる。

民間の考古学者ならではの生計を立てるための事業の苦労話(行商、くず屋等)が興味深い。一時期は株式投資にはまりこみ大損をしたり、本屋が全焼したりとまさに苦難の連続である。

しかし、もっとすごいのは次のエピソードである。40歳代に脳出血で倒れ、片目の視力を失い、手足が不自由になり、一時は寝たきりになるも、妻が必死に温泉を汲んできて体にかけてリハビリを行う。1年近くのリハビリで手足の自由を回復し、筆を握ることができるまでに回復する。

この人を考古学に戻さないとまた倒れると旅館経営にのりだす妻。その後、藤森氏は多数の著作を発表し、出版文化賞を受賞する。上京列車の中で私は女馬賊になりたかったのだが、夫の可能性を信じていたと語る妻。

他にも、自らも学問の世界にあこがれるも進むことを許されなかった栄一の父親が、著作が認められた栄一に「よかったなあ」と語り、翌日、不慮の事故死をとげるなどまさに波瀾万丈の半世記。

『まぼろしの邪馬台国』よりおもしろい。考古学に興味がなくとも、普通の半生記としても非常におもしろい。

現在、絶版中だがなんとか文庫本化されないものか

 

2012年7月23日 (月)

徳山要港防備図でたどる周南の戦争遺跡

最近、「徳山要港」でのアクセスが多いので不思議に思っていたが、工藤洋三『徳山要港防備図でたどる周南の戦争遺跡』が刊行されたことを昨日知った。さっそく、買い求めた。掲載された遺跡については、既に数年前より『FatheのHP』、『ルーラルライフは閑雲野鶴。』さんで詳細な実地調査、文献調査等の情報が紹介されており、その範囲内だが、文献資料を駆使した詳細な説明が付加されている。何より、鮮明な空中写真が凄い。戦時遺構に興味はなくともこの写真は一見の価値がある。ぜひ、書店、図書館で見られたい。

さて、当ブログでも、同書に掲載された遺跡について、紹介しているので関連する記事の紹介と若干のコメントを付しておきたい。

P22 笠戸砲台と深浦照聴所

 途中で灰ヶ峰(広島県呉市)にあったレーダー(電波短信儀)を笠戸島に移設する計画が持ち上がるが実現しなかった」

とあるが、これは誤りである。『引渡目録』によれば、笠戸電波信所 電波探信儀既装2とある。

 また、当時、子どもだった古老が兵隊の案内で電波探信儀が稼働していたのを確認しており、最近、古老の証言通りの位置に、11号電波探信儀の基礎と関連部品が発見されており移設されていたことが確認された。P23の空中写真では高壺山南西尾根の探照灯のすぐ南に接する小さな環壕が電波探信儀である。

 なお、13号電波探信儀の遺構は未発見である。

「(新)古を訪ねて笠戸アルプスを行く 1 笠戸特設見張所(笠戸島電波探信所)遺構について

「(新)古を訪ねて笠戸アルプスを行く 2 高壺山南西尾根上の戦時遺構群について」

「(新)古を訪ねて笠戸アルプスを行く 3 砲台山周辺の戦時遺構群について」

なお、高壺山南西尾根はジャングル状態のため、晩秋以降、必ず、地理感のある複数のハイカーで訪問し、登山道以外には入り込まないこと。

 

P23 空中写真の高壺山北麓に「発電所」とあるが、油脂庫及び洗面所、便所等を伴う小さな兵舎は確認できているが、肝心の発電所固有の遺構が同定できていない。したがって、隣接する水槽が果たして発電所の冷却水槽かも同定できていない。地元ではポンプ説が有力である。

追記(2013年2月)

 当時、特設見張所に従事されていた方の証言を得たこと及び2013年2月に識者に実地調査をしていただき、水槽及び発電室固有のコンプレッサー遺構を確認したことから発電所であることが確定した。ただ、発電室を特定できるまでには至っていない。

「やぶでもしだでも笠戸アルプスを行く  幻の軍用道路を探して(6)」

なお、空中写真ではこの施設の先も軍用道路跡が鮮明に映っているが、現在は崩落しているので入り込まないこと

P32 水谷山の聴音機の遺構については
 「水谷山高角砲台聴音機壕遺構について

P34 北山砲台の遺構については

 「もひとつ  巡視路を行く  北山(1)」

 「埋もれたる歴史を求めて巡視路を行く(1)  北山砲台探照灯遺構」

P42 鷹ノ泊山については

「鷹の止まり山(下松市、545.2m)」

 

P60 新宮砲台については

 「光市室積砲台山(1)」

P62 室積については

 「岩屋照聴隊(室積特設見張所)兵舎等遺構について」
 「岩屋照聴隊(室積特設見張所)兵舎等遺構について(完結編)」

当サイトより詳細な情報を発表されているサイトがありますので、本書といっしょに読まれることをお奨めします。

いずれにしろ、本書は地方史の重要な文献として、図書館には常備必須の一冊である。

2012年6月21日 (木)

『乾燥標本収蔵1号室―大英自然史博物館 迷宮への招待』  リチャード・フォーティ

大英自然史博物館の舞台裏に棲息するユニークな住民(学者)たちのエピソードに引き込まれ読み進むうちに、ポピュラー・サイエンスのいろいろな話題が面白く理解できる好著。面白い。

2011年9月10日 (土)

『コンニャク屋漂流記』  星野博美

この作品は冒険ドキュメンタリーではなく、「コンニャク屋」と呼ばれた作者の祖先の漁民を探すいわばルーツ・ドキュメンタリーである。


余命が短いことを自覚した作者の祖父は、かわいい孫をかまうこともやめ、必死に昔のことを書き残そうとした。その手記を元に、30年後、作者は地方史史料を収集し、外房、紀州を訪ね、祖先に関する新たな発見を重ねていく。小説『ルーツ』のような正確な祖先を捜し当てたわけではないが、軽妙な語りと行間からにじみ出る思いが好感が持てる。


「コンニャク屋」の取材が一段落後、今度は父親が、自らの機械工場時代に関わる場所へと作者をドライブで案内していく。そして、作者がこの本を書こうとした理由も次の文章に凝縮されているのではないか


 「人はどんな時、家族の歴史を知りたくなったり、人に伝えたくなったりするのか。それは終わりが近づいている時。」


いろいろと考えさせられる作品だ。あえて引用しないが、巻末の8行に非常に共感を覚えた。

  本年の最高傑作と思う。